大きく変わりつつある携帯業界にまた新たな動きがありました。
最大手であるNTTドコモが新料金プランを発表。
詳細は後日解説記事でまとめていく予定ですが、今回は報道発表資料を元に要点をまとめていきます。
報道発表
今回事前になされた報道発表は以上の3つです。
新プランである「eximo」と「irumo」、それらの導入経緯や概要をまとめた背景についての報道記事となります。
下記にリンクをまとめておきますので、気になる方はご一読ください。
新料金プラン「eximo」の提供開始 | お知らせ | NTTドコモ
新料金プラン「irumo」の提供開始-データ利用量が少なく低廉な料金をお求めのお客さまに最適なプランが登場- | お知らせ | NTTドコモ
新料金プランのスタートはいつ?
2023年7月1日からと予定されています。
どういったプランになるの?
irumo
「irumo」はデータ利用量が少なく低廉な料金をお求めのお客さまに最適なプラン、と謳われており、少ない容量をオトクな料金で使いたいという方向けです。
少し知識のある方であれば、サブブランド的な扱いでありながらサポートが行き届かなかったり、根本的にはMVNOだったOCNモバイルONEが正式にドコモシステムに組み込まれたといった印象です。
反面、OCNモバイルONE時代には条件としてなかったドコモ光セット割などの条件が追加され、オトクに使うには少し環境を整える必要性が出てきています。
料金プランは上記の通りで、0.5GB~9GBまでの選択性プランとなっています。
0.5GBプランのみセット割は考慮されず、特別な条件なしでそのままの料金で使用することができます。
一方で、3GB~のプランについては、dカードお支払い割やドコモ光セット割を駆使して、他社MVNOと同水準価格まで落とすことができるようになっています。
OCNモバイルONEとの最大の違いはサポートの有無でしょう。
ドコモショップ店頭で購入した本体であれば、本体操作のサポートは受けられるものの、プランや技術的なサポートについてOCNモバイルONEでは、電話サポートのみでした。
「irumo」に移行後は、通常プラン同様店頭でのフルサポートも対応となるため、安心してサポートを受けながら料金を下げるということができるようになります。
eximo
「eximo」については、現状のドコモ通常プランである「ギガホ・ギガライト」を一本化したものとなります。
今まではフルサポート対象のプランである「ギガホ・ギガライト」をご自身の使用量に合わせて選択するシステムでしたが、「irumo」で条件が合わないという方は、自動的に「eximo」一択といった形式に変わります。
上記の画像の通り、3段階性の料金プランとなっており、0~1GB・1GB~3GB未満・3GB以上~無制限といったまさに「ギガホ・ギガライト」を合体させたような料金プランとなっています。
また「irumo」が家族間無料通話がないのに対し、「eximo」は従来どおりファミリー割引によって家族間無料通話が継続。
dカードお支払割やドコモ光セット割も条件として継続されているので、今まで通りの感覚でプランを使いたいという人向けの印象です。
旧プランの人はどうする?
旧プランの方が優遇されている制度もあるため、一概に「新プランが出たから変えよう」とは思わず、ひとまず様子見をするのがおすすめです。
旧プランには旧プランなりの特権とも言える良さがあったりもしますが、そちらは今後掲載予定の個別の徹底解説記事にてご説明を致します。
まとめ
旧プランの人は様子見を。
特に現在「ギガホ・ギガライト」ユーザーは、値段につられて「irumo」にしてしまうと、家族間無料通話(ファミリー割引通話割引)がないという落とし穴や、キャリアメールアドレス(docomo.ne.jp)を継続して利用したい場合、記載の料金に更にオプション料金が上乗せになってしまいます。
料金面ではなく、今まで分離しがちだったOCNモバイルONEを「irumo」という形で取り込み、サポート面を充実させたことが一番の大きな変更点でしょうか。
今回発表された新料金プラン2つに加え、既存のオンライン申し込み専用プランである「ahamo」を加えた3つが今後ドコモを利用キャリアとして選択する際のプランとなります。
先日auのサブブランドである、UQモバイルもプラン変更を発表したところなので、今年はまだまだ携帯業界が全体が大きく動きそうです。