先日、速報としてお伝えしたドコモ新料金プランについてですが、名前が似ているのも相まって、何がどれで結局いくらなのかがわかりにくい、といった声がネット上ではよく見られました。
今回は徹底解説ということで、基本的な知識からプランの比較、そしてどういう人に対しておすすめできるプランなのかを解説していきます!
結論:旧プランの人はそのままでも良い
先に結論からですが、旧プランの人はそのままでも良いケースが多いです。
特に使用量が少ない人に関しては「eximo」よりも、「irumo」や「ahamo」への切り替えを検討するほうが無難です。
間違いなく変更したほうがお得なるパターンというのは限られていて、旧プラン「ギガライト」で毎月5GBを超えていた人は変更をおすすめします。
eximoの料金プランについて
新料金プラン「eximo」は段階性のプランであり、最安2,178円(税込)~4,928円(税込)となっています。
- 1GB未満
- 1GB~3GB未満
- 3GB以上
プランは全部で3段階で、毎月1日~末日まででどこまで使用したのかで料金が確定します。
旧プランである「ギガホ」は3GB以上で無制限、「ギガライト」は1GB~7GBまでの段階性プランだったので、ベースは「ギガライト」で3GBを超えると無制限になるあたりは「ギガホ」といった感じなので、本当にプラン合体させた、というイメージが正しいと思います。
上記は旧プラン「ギガライト」の段階システムの図ですが、これを見ると5GB以上使っていた人(本来であればギガホが適正だった人)は「eximo」に変えると無制限ゾーンに入るため、容量を気にせずストレスフリーで使える代わりに、今までより料金が高くなります。
特にスイートスポットとなるのが、3GB以上5GB未満で利用されていた方で、「ギガライト」であれば3,278円で済んでいたところが、「eximo」になると4,928円となり、プラン変更をしてしまうと毎月1,000円以上の料金差額が発生してしまいます。
dカードお支払割は、毎月の携帯料金をドコモが発行するクレジットカードであるdカードでお支払いすることで適用される割引です。(dカード、dカードゴールドどちらでもOK)
ドコモ光セット割(home 5Gセット割)については、ご自宅の固定回線をドコモ光にしているか、home5GというコンセントにつなぐだけでWi-Fiが使えるサービスを利用している方が適用される割引です。
みんなドコモ割はファミリー割引内のグループ人数によって割引金額が変動する割引です。
※2人だと-550円(税込)、3人以上で-1,100円(税込)
※「irumo」の0.5GBプランの方はこの割引のカウント対象外
通話料はどうなる?
通話料金については、旧プランと同一となっており、オプションを付けない場合は30秒22円の国内通話料が発生します。
また、「irumo」との違いとして、家族間無料通話(ファミリー割引間無料通話)は継続となります。
また別途家族以外との通話が多いという人は下記のオプションサービスを追加することができます。
こちらも旧プランではそれぞれ、1870円、770円という料金設定だったことを考えると、若干の値上がりをしています。
旧プランよりそれぞれ110円ずつ値上がりしていると、覚えておきましょう。
オプションサービス名 | 月額利用料金 |
---|---|
かけ放題オプション | 1,980円(税込) |
5分通話無料オプション | 880円(税込) |
キャリアメールは継続して使えるの?
こちらも「irumo」との差別化要素の一つとなっており、料金プランそのままでご利用いただけます。
しかし「irumo」や「ahamo」、他社への切り替えをする際にキャリアメールの利用継続を行いたい場合は、別途下記の料金が発生してしまうことは念頭に置いてきましょう。
オプションサービス名 | 月額利用料金 |
---|---|
ドコモメールオプション | 330円(税込) |
とはいえ、AndroidではGmailが、iPhoneではiCloudメールが無料で利用でき、キャリアに縛られることがないためプラン切り替えの際に、思い切ってキャリアメールを捨ててしまうという選択がこれからの携帯業界では推奨となっています。
月額330円×12ヶ月=3,960円
とメールだけの使用料としてこれだけのランニングコストが掛かってくることは覚えておいたほうが良いでしょう。
料金以外の変更点は?
私共が調べた範囲では細かいところがいくつか変更になっているようで、特に「dカードゴールド」保有者に対しての利用金額の還元額が減るようです。
暫くの間は現状通りの10%還元を継続するとのことですが、最終的には1%に変更する予定とのこと。
「【eximo・irumo契約者向け】期間限定dポイント進呈率増額特典」というキャンペーンが7月1日からスタートしており、中身としては定期クレジット設定なしのお客様を対象に「9%」増額をすることで、旧プラン利用者と同じ還元率を継続するといった体裁をとっています。
毎月の携帯料金の引き落としをdカードですること。
上述のdカードお支払割の条件にもなっているため、現行のdカード保有者の殆どは自動的に定期クレジットありとなっていることがおおい
キャンペーンは終了時期未定となっていますが、キャンペーンが終わってしまえば、dカードゴールドで支払いをしなければ還元率は1%のみとなってしまうため、10分の1となります。
引き落とし口座の切り分け等などの理由で、定期クレジット設定なしとしていた人はdカードゴールドの恩恵をフルに受けることができなくなってしまうため注意が必要です。
irumoとの違い
同タイミングで発表された割安プランである「irumo」との違いはどうでしょうか?
下記に重要なポイントをまとめておきました。
- ドコモオンライショップが利用可能
- dカードゴールドの還元率(10%)
- 混雑時の通信優先
「irumo」はサブブランド扱いなので、ドコモオンラインショップではなく、「irumo」専用サイトを利用する必要があります。オンラインで機種変更をする際には注意が必要なポイントですね。ahamo同様取り扱い機種などに一部違いが出てくるのかも知れません。
「irumo」では0.5%~1%の還元率だったため、ドコモでしっかり固めているお客様にとっての最大のメリットといえるかもしれません。毎月最大で9.5%ものポイント獲得量に違いが出てきます。dカードゴールドを既にお持ちのお客様で「irumo」移行や「eximo」移行を考えている方は、利用料金だけでなく、ポイント還元をも含めたトータル金額で最終判断する必要がありそうです。
「irumo」はサブブランドであるため、混雑時や災害時はドコモ通常プランである「ギガホ・ギガライト」や「eximo」利用者の通信が優先されるそうです。平時は問題ないですが、何かあったときに連絡がスムーズに取れないなどの弊害は十分に考えられます。
eximoがおすすめできる人
さて、これまで新料金プランである「eximo」について解説してきましたが、おすすめできる人はどういった方でしょうか?
- ギガライトプランで、5GB以上使っていた人
- フルサポートを希望する人
- ドコモオンラインショップを利用したい人
料金面で言えば、旧プランで5GB以上使っていた人は無制限になり、料金も割安となるため切り替えをおすすめします。
すでにどこもでは6月末日を持って、旧プラン同士でのプラン変更もできなくなってしまっているため、今後プラン変更をする際は「irumo」「eximo」の両プランから選ぶ必要がでてきます。
また今後他社からドコモに切り替えを考えているという人でも、特にフルサポートを希望する方に関しては「eximo」が優先して選ぶべきプランとなるでしょう。料金よりもサポートを重視する人は少なくなく、お金を払う分サポートが手厚くなるのは他のサービスや会社でも同じです。一番良いサービスをこれからドコモで使いたいという人は「eximo」を選びましょう。
「eximo」プランでは「irumo」で使うことのできない、ドコモオンラインショップ利用が可能です。
機種変更はまだまだ店頭でするという人も少なくありませんが、ドコモオンラインショップでの機種購入は事務手数料が無料になったり、オンライン限定の割引機種があったりと、かなりお得なっています。
データ移行の手引書なども入っているため、自分でデータ移行を含めやってみたいという人にはおすすめですし、万が一わからなくなったという場合でも、「eximo」ならドコモショップ店頭でのサポートも受けられます(一部サポート内容に関しては有料となります)