今回はauの現行プランである「使い放題MAX 5G ALL STARパック2」プランについて、解説していきます。
「なんとなくオトクそうなのはわかるけど、どれだけおとくなの?」といった方も多いため、この記事を読んでいただければ、単独契約との料金差や各サブスクリプションサービスの違いもわかるようになります!
使い放題MAXプランの概要
まずベースとなる「使い放題MAX」プランについてのおさらいです。
「使い放題MAX」プランは名前の通り、通信量(ギガ)が使い放題となっているプランで、5G・4G共に上記の料金で使い放題となります。3GB未満の利用の月に関しては、自動的に1,650円の割引が入るようになっており、あまり使わない月もたまにあるといった人でも選んで損することはないようなプラン設計です。
テザリングに関しては、30GBまでと制限があるため少し注意が必要ですが、携帯本体での利用であればこの料金のみでどれだけ使っても大丈夫です。
主なターゲットとしては、若年層の家の外でも中でも動画配信サービスやInstagramのような画像共有サービスを沢山使う方向けでしょうか。また単身世帯では、固定回線をおかず携帯のみで賄うためにご契約される方も結構いらっしゃるようです。
近年、インターネットサービスはデータ容量を使用するものが多くなっており、ニュースサイトや天気予報を見るだけでも気づけば月間数ギガ使っているというケースも少なくありません。年々携帯電話での通信速度も早くなってきており、それに合わせてインターネットのサイトもリッチ化が進み、いわゆる「重く」なってきてる状況です。
「使い放題MAX」プランであれば、どんなサイトだろうと使い方だろうと、速度も容量も気にせず使い放題なのが最大の魅力となっています。
auスマートバリューは、ご自宅のインターネット回線が対象サービスであれば10回線まで割引を受けられるサービスです。ただし、インターネットだけの利用では適用不可となっており、「ネット+固定電話」「ネット+テレビ」「テレビ+固定電話」など、ネット・固定電話・テレビの中から最低2つ以上のサービスを利用していることが条件となります。
対象となる固定回線サービスは、下記の通りです。
【光サービス】
au ひかり(@nifty、@T COM [アットティーコム]、ASAHIネット、au one net、BIGLOBE、DTI、So-net)・auひかり ちゅら・コミュファ光・eo光・Pikara[ピカラ光]・メガエッグ・BBIQ
【ケーブルテレビ】
J:COM・提携先ケーブルテレビ
【光コラボレーションサービス】
ビッグローブ光・So-net光・@nifty光・@T COM (アットティーコム)ヒカリ・ひかりゆいまーる・ひかりJ
au PAYカードお支払い割は、auが発行するクレジットカードである「au PAYカード」で毎月の携帯電話のお支払いをすることで適用となる割引サービスです。
使い放題MAXには沢山のセットプランがある
さて、ここからが本題です。
ベースとなる「使い放題MAX」プランについては、これまでのご紹介でご理解いただけたかと思います。
しかし、「使い放題MAX」プランには、更にオトクなセットプランが用意されています。
具体的には上記の表のようになっており、一番上の「使い放題MAX」をベースに、
- 使い放題MAX 5G with Amazonプライム
- 使い放題MAX 5G/4G DAZNパック
- 使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P)
- 使い放題MAX 5G/4G テレビパック
- 使い放題MAX 5G ALL STARパック2
5つのサブスクリプションセットのお得なプランがご用意されています。
ここからは各プランの料金と合わせて、どういったサブスクリプションサービスとセットになっているのかを解説していきます。
使い放題MAX 5G ALL STARパック2
「使い放題MAX 5G ALL STARパック2」は、ALL STARの名前の通りありとあらゆるサブスクリプションサービスが勢ぞろいした最強のパックプランです。
また「使い放題MAX」とのその他の違いとして、テザリング容量がアップするというものがあります。
「使い放題MAX」プランが30GBが上限なのに対し、「使い放題MAX 5G ALL STARパック2」では80GBまでテザリングで使用できるようになり、スマホだけでなく他のデバイスでも使いやすくなっています。
ここからはセットとなっているサブスクリプションサービスについて解説していきます。
Netflix
「Netflix(ネットフリックス)」はアメリカのNetflix.incが運営する世界一位の動画配信サービスです。
2023年3月時点での加入者数は2億3250万人で、その年間収益は300億ドルにも及ぶと言われています。
配信作品数は非公開となっていますが、多数の映画・ドラマ・アニメが視聴できます。
またNetflixの人気の理由はオリジナル作品のクオリティの高さにあると言っていいでしょう。
莫大な収益を元に、ハリウッド映画並みの予算をかけて作られることもあるNetflixオリジナル作品は各国で作成・提供されており、日本でも「全裸監督」など話題になった作品もあります。
海外制作のものであれば、「愛の不時着」や日本でも「六本木クラス」としてリメイクされた「梨泰院クラス」など、上げればきりがないほど面白くハイクオリティな作品が楽しめます。
これらの作品はNetflixだけでしか見られないので、これらのオリジナル作品をみたいという理由で加入した人も多いです。
プランが複数用意されており、見られる作品数に違いはありませんが、画質や同時視聴台数が変わります。
「使い放題MAX 5G/4G Netflixパック(P)」では、基本プランである「ベーシックプラン」が料金内に含まれています。
通常料金はベーシックプランで990円。
YouTube Premium
いまや「YouTube」を知らない人はいないでしょう。
世界最大の動画投稿・配信サービスである「YouTube」には実は有料プランである「YouTube Premium」が用意されています。
特徴は、
- 広告なし
- バックグラウンド再生
- 動画の一時保存
- YouTube Music Premium
以上の4つの機能が使えるようになるというものです。
YouTubeは動画投稿者が一定条件を満たすと広告を動画内に挿入することができるのですが、年々その広告は長くまた複数の広告が流れたりすることもあるため、ストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。
「YouTube Premium」の最大の魅力はまさにこの広告カット機能にあり、加入者には一切広告が表示されなくなります。
煩わしいスキップボタンの押下がなくなるだけでも、人によっては加入の価値ありです。
またそれだけでなく、スマホやタブレットではアプリを切り替えたり、画面をオフにしてスリープモードにするとYouTubeの再生は止まるようになっていますが、こちらも加入者は止まることなく利用できます。
動画配信サービスの弱点はWi-Fiがない環境だと膨大なデータ容量を使用してしまうということですが、動画の一時保存ができるようになり、保存した動画はオフライン状態でも再生が可能になります。
意外と知らない人も多いですが、実は「YouTube」にはミュージックプレイヤーとして使用することのできる専用アプリが配信されており、そちらを利用すると動画は再生せずデータ容量を控えながら音楽のみ聞くことができます。
「YouTube Music Premium」では、もちろん広告は入らず、ノンストップで音楽を流すことができるようになっています。
今や使ったことのない人はいないレベルのサービスである「YouTube」。
それらを余すことなく快適に使用するためのサブスクリプションサービスが「YouTube Premium」です。
通常料金は1,280円となっています。
DAZN(ダゾーン)
「DAZN」は日本では数少ないスポーツに特化したストリーミングサービスです。
サッカー・野球・テニスなどのメジャースポーツを始めとし、F1などのモータースポーツや、格闘技など圧倒的な種類のスポーツコンテンツをリアルタイム視聴&見逃し配信視聴することできます。
提供されるコンテンツは年間10,000試合以上とされており、スポーツ好きであればコレ一つで全てカバーできるコンテンツ力が魅力のサービスです。
主な提供コンテンツは上記の通りです。
サッカーは日本のJリーグは勿論、海外リーグの試合もほぼフルカバーできています。
比較的マイナーとされるフットサル選手権なども見れてしまうのはすごいですよね。
野球については、広島カープ以外の主催試合はオープン戦も含め全て見ることができます。
過去は読売ジャイアンツ以外が見れるものが、ライセンス契約の関係で入れ替えになったようです。
広島カープファンの方には少し物足りない内容となる可能性があるため、その点は注意が必要ですね。
DAZNの主なサービスとしては、リアルタイムでのストリーミング配信ですが、その他見逃し配信(コンテンツによりますが、基本的には一週間)があり、複数のスポーツコンテンツファンの方であれば、配信時間が被ってしまったとしても安心して見ることができる仕様となっています。
また、試合の数時間後には主要シーンを抜粋したハイライトが配信され、話題になった試合などの特に盛り上がったシーンなどをピンポイントでチェックすることができます。見逃し配信ほど短期間ではありませんが、こちらも一定期間しか提供されないため、気になる試合がある場合は早めのチェックをおすすめします。
同時視聴できる台数について
「DAZN」に限らずの話ではありますが、月額コンテンツの殆どには同時視聴制限が付いています。
現行のプランでは、
- 同時視聴デバイス数:2台
- 登録デバイス数:5台
となっているため、家族で共有する場合は注意が必要です。
※DAZN STANDARDプランの場合
また推奨環境は下記の通りです。
Apple Music
スマートフォンを使っている人でiPhoneを、そしてiPhoneを販売・製造しているApple社について知らない人はいないでしょう。「Apple Music」はApple社が提供する音楽聴き放題のサブスクリプションサービスです。
1億以上の楽曲と、30,000以上のプレイリストを広告なしで利用することができます。
プレイリストとは運営やユーザーがお気に入りの曲をまとめたリストのことで、アーティスト別はもちろんのこと、「90年代」や「リラックスできるBGM」のようにテーマに合わせた楽曲リストが無数に存在します。
いわゆるTVの一般視聴が減り、YouTubeのような配信プラットフォームができることで、流行りの楽曲というのは昔と比べて少なくなっています。そんな時代に自分にあったお気に入りの楽曲を0から探すのは一苦労ですよね。
そんな時はプレイリストを見れば、今どういった楽曲が流行っているのか、また流行ってはいないけど自分の好きな特定のジャンル曲や知らなかったアーティストとの出会いがあります。
「Apple Music」は名前の印象が強く、iPhoneやiPadなどでしか使えないと思われがちですが、AndroidやスマートTV、はたまたPlayStation5などのゲーム機でも利用することができます。
スマホがAndroidだから使えないということはないので、安心してくださいね。
通常料金は1,080円となっています。
GeForce NOW
世界的にも珍しいゲームのサブスクリプションサービスです。
名称にも入っているGeForceとはPCで動画や映像処理を担当するパーツであるグラフィックチップを製造するNVIDIA社のチップ商標名です。
「GeForce NOW」ではその名の通り、PCゲームをクラウド上で動かすことにより、ユーザー側のマシンスペックを求めずプレイすることを実現するサービスです。
海外でリリースされているゲームも多いですが、日本でも人気の「モンスターハンター」や「バイオハザード」などのタイトルもあり、またPCだけでなくスマートフォンやタブレットでの動作も可能なため、近年人気を博しています。
ただし一部タイトルはPCのみだったり、スマートフォンでの利用時は操作が最適化されていなかったりと、かなり癖はあるサービスのため、その点は注意が必要です。
また2023年の2月21日よりマイクロソフトとのパートナーシップが締結されたことにより、世界的に人気な箱庭ゲーム「マインクラフト」やこちらも同じく長期に渡りシリーズ化されているFPSゲーム「コールオブビューティ」などの提供もスタートしています。
ただし、無料でプレイできるゲームは限られているため注意が必要です。
ハイスペックなPCを用意できない環境や、外出先でもプレイをしたいといった場合に利用する目的のサブスクリプションサービスであり、そのためのゲームは別途購入が必要です。
また「GeForce NOW」にはフリープランとプレミアムプランがあり、パックになっているのはプレミアムプランの方です。
違いは下記の通りです。
フリープラン | プレミアムプラン | |
---|---|---|
月額料金 | 0円 | 1,980円 |
混雑時 | 通常接続 | 優先接続 |
連続プレイ時間 | 1時間 | 6時間 |
RTX ON対応 ※画像をより綺麗にする機能 | なし | あり |
動画や音楽に限らずゲームも家の中も外も楽しみたいという人にはピッタリのサービスですね!
通常料金は1980円ですが、気になる方はフリープランからでも試してみてください。
ピッコマ
「ピッコマ」はマンガやライトノベルなどが配信されているサービスです。
無料で読むこともできますが、一定時間待たないと次が読めなかったり、ある程度進むと有料になったりするものがあります。
こちらのプランに含まれているサービスは「月額700円コース」となっており、有料コンテンツを購入するためのポイントがお得になるというサービスです。
具体的には最初の2ヶ月は無料で使え、700円分のポイントが月に1回付与されます。
3ヶ月目以降は700円の使用料がかかる代わりに、800円分のポイントが月に1回付与されます。
通常のポイント購入よりもお得にマンガを読むためのポイントが貰えるため、魅力的なサービスとなっています。
Amazonプライム
Amazonプライムはインターネット通販会社「Amazon」が提供する月額会員サービスで、加入者はプライム会員となり商品の配送料が無料になったり、お急ぎ便(速達サービス)が標準となったりします。
またそれだけでなく、動画見放題サービスの「プライムビデオ」や漫画や雑誌読み放題の「プライムリーディング」、音楽聴き放題の「プライムミュージック」がこの料金内に含まれています。
特に動画見放題サービスである「プライムビデオ」は利用者も多く、Amazonでお買い物はしなくてもこの見放題サービスだけのためにAmazonプライムに加入している方もかなりいます。
オリジナル作品も多数あり、特にダウンタウンの松本人志さんが主催するお笑いバトルロワイヤル番組「ドキュメンタル」などは、非常に人気があり、シーズン化もされています。
提供動画本数は未公開となっておりますが、おおよそ1万本~2万本と言われており、時期によって見れる作品が入れ替わるのもプライムビデオの特徴となっています。
通常料金は月々500円(税込)。
2023年8月24日以降は600円(税込)に料金改定予定となっています。
TELASA
「TELASA」は元々KDDIが単独で提供していた「ビデオパス」という動画見放題サービスが、テレビ朝日との合同運営となりパワーアップしたサービスです。
見放題サービスとしては作品本数約1万本以上があり、またテレビ朝日にて放映されていたドラマや映画などがほとんど見放題となっているのが強力です。
また韓国ドラマや、最近話題になっているタイドラマなども積極的に配信されており、ドラマ好きにはたまらない見放題サービスとなっています。
通常料金は月々618円(税込)~となっています。
使い放題MAX 5G ALL STARパック2はどれだけお得?
さて気になるのは、「使い放題MAX 5G ALL STARパック2」が通常と比べてどれだけお得かということです。
単独契約 | 使い放題MAX 5G ALL STARパック2 | |
---|---|---|
プラン料金 | 4,928円 | 8,338円 |
Amazonプライム | 500円 | – |
TELASA | 618円 | – |
Netflix | 990円 | – |
YouTube Premium | 1,280円 | |
Apple Music | 1,080円 | |
DAZN | 3,700円 | |
ピッコマ | 700円 | |
GeForce NOW | 1,980円 | |
合計料金 | 15,776円 | 8,338円 |
差額にして、約7,438円お得になることがわかります。
年間にすると約89,256円もの差額が生まれるため、とんでもない差額が生まれますね!
全プランの中でも単独加入との差が大きいセットプランとなっており、この中でいくつかのサービスにすでに入っているという方は現在の合計額と、8,338円を比べていただくのがおすすめです。
使い放題MAX 5G ALL STARパック2のまとめ
これだけお得になるプランは他にありません。
中には使ったことのない、聞いたことないサービスもあるかもしれませんが、この中で2つ以上のサービスにすでに加入済み(またはこれから加入予定)という方は、「使い放題MAX 5G ALL STARパック2」プランに加入するだけで今より料金が安くなる可能性があります。
また下位プランとの料金差額はそこまで大きくないため、どういったサービスなのか一度全部試してみたいという人にはぴったりといえるでしょう。携帯電話のプラン変更にはお金はかかりませんので、気になる方はぜひ一度お試しいただくのをおすすめします。
auのプランは他の携帯会社にないサブスクリプションサービスが揃っていますが、その中でも特にauとしての強みがでているプランの一つと言えますね!