今回は段階料金プランと、固定料金プランの2つを提供するエキサイトモバイルについて解説していきます。
格安SIMの業界では珍しく、段階性のプランが用意されているため利用用途によってはかなり有用な使い方ができる方もいます。
早速ですが、エキサイトモバイルがどういったサービスなのかも含め解説してきます!
エキサイトモバイルとは?
excite光はエキサイト株式会社が運営する格安SIMサービスです。
エキサイト株式会社は古くは1997年から様々なインターネットサービスを提供している会社で、プロバイダー事業「BB.excite」としてもかなり有名です。
色々なインターネット事業を長年提供している会社なので、信頼感は抜群ですね!
エキサイトモバイルはどこの回線を使っている?
格安SIMは大手キャリアからの回線を一部借り受けてサービス提供を行っています。
そのため会社によってどこの回線を使っているサービスなのかというのも、格安SIMを選ぶ上にあたって重要です。
エキサイトモバイルでは、ドコモとauの二社から回線を借り受けて提供を行っています。
エキサイトモバイルの料金プラン
さてここからは実際の料金プランやシステムについて解説していきます。
冒頭にお伝えした通り、エキサイトモバイルでは段階性料金プランと固定料金プランの2つを提供しています。
またどちらのプランでも音声通話付きプランはもちろん、データ+SMS、データ専用と3タイプから選べ、例えばタブレット専用などと機能を制限することでより料金を安く抑えることもできる設計になっています。
それでは料金プランを解説していきます。
Fit:段階料金プラン
まずは段階性プランである「Fit」プランですが、高速データ通信をONにした状態での通信量によって料金が段階で上がっていく仕組みになっています。
高速データ通信のON・OFFはSIMカードごとにマイページから切り替えが可能であり、仮にOFFで使った場合は最安385円/月で利用が可能です。
※3日間で366MBを超えると更に制限がかかる場合があります。
高速データ通信ONでの通信量は~3Gから始まり、上記の表の区切りで自動的に上がっていきます。
締め日時点でどこまで使用していたかで料金が確定する仕組みなので、通信量にムラがあるという方も無駄なく使うことができます。
こちらは例として、音声付きプランで使用した場合のイメージ図です。
大手キャリアでは5GBや7GBを超えると無制限になり、料金が一気に上がってしまうイメージですが、エキサイトモバイルの段階性プランでは12GB、17GB、25GBと更に上に区切りがあるため、料金の無駄は感じづらいプランとなっていますね。
Flat:定額料金プラン
Flatプランは名前の通り固定料金プランです。
予め自分の毎月のデータ使用量がわかっており、ある程度一定だと言う方におすすめです。
30GB以上のデータプランについては、現在新しく出てきている他社サービスのほうが割安になるケースが高いですが、25GBまでのプランは大手キャリアや他社格安SIMサービスと比べても非常にお得です。
ドコモのオンライン限定プランのahamoであれば、20GBで2,970円なので、それよりも約1,000円も安く使える計算になります。ahamoでちょっとだけ足りないという方であれば、25GBプランを選べば5GBも多く使えて、料金はahamoと同じ2,970円となる計算です。
エキサイトモバイルのオプションサービス
エキモバでんわ
- 月額料金:無料
- 通話料:11円/30秒
音声通話付きプランではもちろん電話の発着信が可能ですが、22円/30秒と大手通信キャリアと同じ金額に設定されています。しかし、エキモバでんわを使うとなんと半額の11円/30秒になります!
以前は別途申し込みが必要でしたが、2020年6月1日以降に契約した場合は自動的に利用が可能になっています。
エキモバ電話を利用するには月額利用料はかかりませんが、専用のアプリが必要なのでその点だけは注意が必要です。
3分かけ放題X
- 月額料金:759円
エキモバでんわアプリを使ってにはなりますが、3分以内の通話が何度でも無料になるかけ放題オプションも用意されています。
スマート留守電
- 月額料金:319円(最大2ヶ月無料)
Androidであれば、本体の機能に簡易留守録機能が付いていますが、iPhoneの場合本体にはその機能は付いていません。
またエキサイトモバイルのスマート留守電は、名前の通りメール着信機能やスマートウォッチでの着信表示に対応しており、かなり高機能な留守番電話サービスとなっているのが特徴です。
追加SIM
- 月額料金:220円~
- SIM追加手数料:3,300円/枚
- SIMカード発行手数料:433円/枚
エキサイトモバイルは特徴的なオプションサービスとして、追加SIMというサービスを提供しています。
これはすでに契約中のエキサイトモバイル回線と紐付けることで、データ量をシェアして使うことが可能になるサービスです。
SIMカードは最大4枚まで追加することができ、主契約の回線と合わせると最大で5回線でシェアを組むことができます。
セルラー版のタブレット用としてデータプランであれば220円でいつでも通信可能タブレットを安価で用意することもできますし、大きいプランを契約して家族数人とシェアを組むのもコスト削減に非常に効果的です。
データシェアを複数台組めるサービスは今やかなり少なくなっているので、このオプションサービスは人によってはかなり有用なものになります。
まとめ
今回はエキサイトモバイルについて解説してきました。
段階性プランと固定プランの2つが用意されていて、かつ追加SIMによってシェアを簡単に組むことができるというのはかなり魅力的です。
一方で自動プレフィックスが増えてきている中、専用アプリを使用しないと通話料金が22円/30秒と大手キャリアと同金額になってしまうのは少し残念です。今後自動プレフィックス化が望まれますね。
とはいえ、料金的な魅力もさることながらうまく組むことができれば、一人でも家族でもかなり通信費のコストカットができる仕組みとなっており、またドコモとauの2回線から選ぶことができるのもポイントが高いです。
家族まるごとシェアで見直したい、タブレット用のSIMを安価で追加したい、そういった方にはエキサイトモバイルが非常におすすめできると思います。
是非見直しの際の検討先に入れてみてください。