UQモバイルの新プランが発表されてからはや数ヶ月が経ちました。
今回はプランの簡単なおさらいと、新プランになって以降のメリット・デメリットをまとめてみました。
UQモバイルの概要
まずは新プランのおさらいと、要点をまとめています。
料金プラン (税込) | 【トクトクプラン】 基本使用料:3,465円 各種割引利用で1GBまで:990円/月 各種割引利用で15GBまで:2,178円/月 【コミコミプラン】 月額基本料金3,278円 【ミニミニプラン】 基本使用料:2,365円 各種割引利用の場合:1,078円/月 |
データ通信量 ※増量オプションⅡ適用時 | ・トクトクプラン:1GBまたは15GB(※6GB) ・コミコミプラン:20GB(※20GB) ・ミニミニプラン:4GB(※25GB) (余った分は翌月に繰り越し可能) |
音声通話料金 (税込) | ・トクトクプラン、ミニミニプラン:22円 / 30秒 ・コミコミプラン:1回10分以内の国内通話無料 |
通信速度 (※速度制限時) | ・トクトクプラン:最大1Mbps ・コミコミプラン:最大1Mbps ・ミニミニプラン:最大300Kbps |
支払い方法 | ・クレジットカード ・口座振替 |
契約初期費用 (税込) | 事務手数料:3,850円 |
実店舗 | あり |
新プランも旧プランと同じく3つのプランから選べ、様々なニーズに対応できるようになっています。
そしてなんといってもauのサブブランド回線ということで、安定した通信速度と実店舗ありのサポートが魅力ですね!
UQモバイルのメリット
1.実店舗がある
格安SIMに分類されるUQモバイルですが、正確にはauの回線を利用したサブブランド回線です。
昔はauショップではサポートは受けられませんでしたが、2021年7月から全国のauショップでもUQモバイルの取り扱いが始まり、手続きはもちろんサポートも受けられるようになりました。
その数は全国で2300店舗以上とされており、抜群の安心感があります。
また実店舗があるということは買い替えや、今回のような新プランが出た際にプラン変更の相談なども対面でできるということでもあります。
電話やチャットだけのサポートではなく、実店舗があるというメリットは非常に大きいですね。
2.通信速度が安定かつ高速
auのサブブランド回線だけあり、通信速度の安定性は抜群です。
弊社にて計測を行ったところ、時間帯により多少の差は見られるものの格安SIMにありがちな混雑時間帯には極端に通信速度が遅くなるようなことはありませんでした。
メインとなる4G通信での計測ですが、遅いときでも30Mbps前後、速いときは100Mbps近くの数字が出ています。
またau回線を利用しているということは全国どこでも繋がるということなので、よほどの僻地に行かない限りは電波が届かないということはないでしょう。
どこでも繋がって、かつ通信速度が安定して速いというのは回線を選ぶ上で非常に重要な要素ですし、その点はUQモバイルなら安心できます。
3.auからの切り替えが簡単
UQモバイルはauのサブブランドですので、auからの切り替えは非常に簡単です。
通常、乗り換えをするとなると、
- MNP予約番号
- 事務手数料
- 手続きの時間
最低でもこの3点が必要となってきます。
しかしauからUQモバイルへの切り替えは、MNP予約番号が不要、事務手数料無料、手続きもスムーズ(オンラインも可能)とめんどくさいアレコレがまったく必要なくなります。
UQモバイルのデメリット
1.格安SIMと比べると料金が高い
ここでは利用者の多い格安SIMで、20GB前後のプランと比較をしてみます。
UQモバイル(コミコミプラン) | 20GB/月 | 3,278円(税込) |
mineo | 20GB/月 | 2,068円(税込) |
楽天モバイル | 20GB/月 | 1,980円(税込) |
BIGLOBEモバイル | 15GB/月 | 1,780円(税込) |
上記のように他社が概ね2,000円前後の料金設定に対し、3,278円と1,000円ほど高い価格設定となっています。
その代わりサブブランド回線ということもあり、ほぼau同等の通信速度と安定性が得られれるということですね。
料金のみを比較した場合は他社格安SIMの方が同等容量でも安くなるということは覚えておきましょう。
2.データシェアはできない
他社には家族のスマホやタブレットなどとデータをシェアすることで、合計金額を安くできるプランがありますが、UQモバイルではそういったシェアプランは用意されていません。
あくまでスマホやタブレット1台ずつの契約となるため、その点は注意が必要です。
ただ、コミコミプランのようにデータ容量が大きいプランを契約し、他の端末で通信を行いたい場合はテザリング機能(端末側で電波を共有する機能)を使うといった方法もあります。
3.キャリアメールがない
キャリアメールとは大手携帯会社で提供されている@docomo.ne.jpといった携帯キャリアのドメインが入るメールアドレスのことです。
UQモバイルでは専用のキャリアメールはサービス提供されていないため、gmailやicloudメールなどのフリーメールアドレスを取得し使うか、乗り換え元のサービスとしてメールアドレスを残せるものがあれば、そのまま引き継ぎして使う必要があります。
とはいえ、一昔前と違いメインのやり取りはLINEなどのアプリに移行していることもありますし、メールアドレスがなくても困らないという人の方が多いかとは思います。
キャリアメールは年々利用者が減っているというデータもあるため、そういった部分を削って料金を抑えているということは予め理解が必要です。
4.家族間無料通話がない
格安SIMではそもそも家族割や家族間無料通話といったサービスがないことがほとんどです。
UQモバイルもやはり料金を安く提供するために、auにはある家族間無料通話はありません。
そのため家族全員をUQモバイルでまとめたとしても、家族間で長電話をすることがあるといった方は通話料によっては乗り換え前よりも高くなるケースもあるため、注意が必要です。
ただし、それぞれ個別でかけ放題のオプションサービスを追加することもできますし、LINEなどのデータ通信量を使って電話することのできるアプリを使うようにするといった方法も取れます。