UQモバイルは、2014年12月18日にauのサブブランド回線としてサービスを開始した格安スマホ・格安SIMのサービスです。
月額料金がシンプルで分かりやすく、自宅セット割などの割引サービスが充実しています。
この記事では、UQモバイルの料金やサービス内容、メリット・デメリットについて詳しくご紹介します。
UQモバイルの料金プラン
利用スタイルに合わせて3つ選べるプラン
UQモバイルには現在3つのプランがあり、上記の画像のようになっています。
2023年5月31日以前の旧プランはよりシンプルでわかりやすかったのですが、時代の流れに合わせ大きく変えてきたな、という印象です。
ここでは一つずつプランの解説をしていきます。
トクトクプラン
基本使用料は3,465円となり、そこから割引がどれだけ付くかによって毎月の維持費が変わります。
適用が可能な割引の①~③が全て適用となれば、画像の通り990円(税込)での金額で使用ができます。
1GBで990円は格安SIMを含めた相場としては少し高めですが、超えた場合は15GBまで自動的に利用が可能となるため「普段はそこまで使わないけど、旅行や出張に行った時などによく使う」といったような人なら、追加チャージの手間などがない分、フレキシブルな利用が可能となっています。
1GBを超えたときの料金も2,178円と、競合他社のプランと比較してもお得感はあるため安心安全のauのサブブランド回線というところを考えると名前の通りトクトクプランと言えるでしょう。
トクトクプランはメリハリの付けられるフレキシブルなプラン
コミコミプラン
コミコミプランは割引条件の一切ない、シンプルなプランとなっています。
使用できるデータ容量も20GBとたっぷりあり、かつ10分以内のかけ放題もついています。
まさに名前の通りコミコミのプランです。
対抗馬としてドコモのahamoプランが比較対象として挙げられますが、コミコミプランの強みは通話が一回10分までというところ。ahamoと使用できるデータ容量は同じですが、ahamoの場合かけ放題は一回5分以内となっているため、コミコミプランに軍配があがります。
通話料とは侮れないもので、ahamoもコミコミプランもかけ放題の時間をすぎて通話時間が伸びてしまうと30秒あたり22円もの通話料が発生してしまいます。5分では月に数回オーバーしてしまい結局余分な料金がかかってしまうというのはよくあるケースなので、10分かけ放題が標準搭載のコミコミプランは非常に優秀なプランだと言えます。
仕事などで長時間の通話も多いという人には、1,100円プラスすることで24時間かけ放題をオプションでつけることもできるため、オールインワンでありながら、ヘビーユーザーにも対応できるのがコミコミプランの良いところです。
また20GBじゃ少し足りないといった場合は、550円で5GB追加できるオプションも用意されており、まさにいたせり付くせりといったところでしょう。
プランにまよったらまずは最優先でオススメしたいプランの一つです。
コミコミプランはオールマイティなシンプルプラン
ミニミニプラン
ミニミニプランは今まで紹介してきたトクトクプランとコミコミプランのちょうど中間のようなプランです。
データ容量は4GBとご自宅にWi-Fi環境がある人であれば、十分すぎる容量があり、割引サービスも自宅セット割とau PAYカードお支払い割のみなので、シンプルです。
コミコミプランとの大きな違いは10分かけ放題がついておらず、最初から30秒22円の従量課金がかかってしまうことでしょう。もし通話をする場合は下記の3つの通話オプションサービスを追加することができます。
しっかりと割引サービスが適用できる方であれば、いずれの通話オプションを付けたとしても、コミコミプランよりもお得に使うことができるので、データ容量はそんなにいらないけど、1GBは絶対に超えてしまうという人にはおすすめのプランです。
ミニミニプランは多くの人に対応できるスタンダードなプラン
2023年5月31日で受付を終了した旧プランについて
UQモバイルの料金プランは、月間3GB・15GB・25GBの3つのプランから選べます。通話オプションもあります。一部エリアでは5G通信も利用可能です。余ったデータは翌月に繰り越しできます。
料金プランの詳細は、以下の表をご覧ください。
プラン | 月額基本料金 | データ容量 |
---|---|---|
くりこプランS | 1,628円(税込) | 3GB |
くりこしプランM | 2,728円(税込) | 15GB |
くりこしプランL | 3,828円(税込) | 25GB |
3つのプランから自分が普段使うデータ容量に合わせて選択するだけの簡単なプランになっています。
またオプションサービスとして、かけ放題がありますがこちらも複数のオプションが用意されています。
オプション名 | 月額料金(税込) | 通話条件 |
---|---|---|
通話放題(24時間いつでも) | 1,980円 | 国内のどこにでも何回でも通話可 |
通話放題ライト(10分/回) | 880円 | 国内のどこにでも10分以内なら何回でも通話可 |
通話パック(60分/月) | 550円 | 国内のどこにでも60分まで通話可 |
UQモバイルの特徴
- auのサブブランドであるため、au 5G/4G LTEの高速通信が利用できる。
- 余ったデータ容量を翌月に繰り越せる。
- 通話放題オプションや電話きほんパック(V)など、通話サービスが充実している。
- 全プランで契約期間・違約金を撤廃し、自由にプラン変更が可能。
- eSIMサービスに対応している。
- J:COMやeo光などの固定回線とのセット割引(自宅セット割)がある。
UQモバイルのサポート内容や問い合わせ方法は?
格安SIMや格安スマホを利用するにあたって心配なのがサポートや問い合わせ先です。
UQモバイルは値段こそ安いですが、サポート内容に関してはかなり充実しており、それが人気の秘訣です。
UQモバイルでは、以下のような方法でお問い合わせができます。
- 電話:「0120-929-818」で受け付けています。受付時間は9:00~21:00(年中無休)です。
- インターネット:「https://www.uqwimax.jp/form/uqmobile/input/」から問い合わせ内容を入力してください。
- チャットロボット:「My UQ mobileアプリ」から利用できます。24時間365日年中無休で利用できます。
電話では、音声ガイダンスに従って番号を押すことで、希望するメニューにつながります。
インターネットでは、料金、手続き、端末の3つから選んだ後に詳細を入力します。
チャットロボットでは、入力欄に希望の手続きやお困り事を入力することで質問することができます。
また実店舗も多いため、対面でサポートを受けたいという時は店舗に赴くことも出来ます。
UQモバイルのメリット・デメリット
UQモバイルは、auと同じKDDIが運営する格安SIMです。
料金の安さはもちろん、キャリアと同じ品質で通信を利用できることに定評があります。
しかし、そんなUQモバイルにもデメリットはあります。
ここではUQモバイルのメリットとデメリットをまとめてみました。
【メリット】
- 通信速度が速く、安定している
UQモバイルは、auの回線を利用しています。そのため、auと同じくらいの通信速度やエリアカバレッジを享受できます。また、5G回線にも対応しており、最新の端末で高速な通信が可能です。 - 余ったデータを翌月に繰り越しできる
UQモバイルでは、もし余ったデータがあれば、翌月に最大10GBまで繰り越すことができます。これは他社格安SIMにはない嬉しい機能です。 - 節約モードでデータ消費を抑えられる
UQモバイルでは、節約モードという機能を使うことができます。これは動画や画像などのコンテンツを圧縮して表示することで、データ消費量を抑えることができる機能です。節約モードをオンにするだけで最大50%も節約できる場合があります。※現在は旧プランとミニミニプランのみ対応 - 通話かけ放題がお得
UQモバイルでは、通話かけ放題プランを選ぶことができます。これは国内どこでも24時間無料で電話がかけられるプランです。料金は月額1,980円(税抜)から利用可能です。他社格安SIMよりも安くてお得です。 - 口座振替やクレジットカード払いなど支払方法が豊富
UQモバイルでは、口座振替やクレジットカード払いだけでなく、コンビニ払いやPayPay払いなど多彩な支払方法から選ぶことができます。自分に合った支払方法を選べるのは便利です。 - 実店舗が多い
UQモバイルでは、全国各地に実店舗や取扱店舗があります。その数は1,000店舗以上だそうです[^1^][4] 。実際に端末やSIMカードを見て購入したり、スタッフに相談したりすることができます。 - auからの乗り換えが簡単
UQモバイルでは、auから乗り換える場合はMNP(番号ポータビリティ)をする必要がありません。そのままSIMカードを差し替えるだけでUQモバイルになります。また、auの端末をそのまま使うことができます。
デメリット
- 大容量プランがない UQモバイルでは、月間の利用可能データ容量が最大25GBです。これは他社格安SIMに比べて少ないです。動画やゲームなどのデータ消費が多い人には不向きです。
- セット割の適用条件が厳しい UQモバイルでは、家族や友人と一緒に契約すると割引が受けられるセット割というサービスがあります。しかし、このサービスを受けるためには、同じ住所で契約することや、同じプランで契約することなどの条件があります 。これらの条件を満たさない場合はセット割を利用できません。
- 端末のラインナップが少ない UQモバイルでは、iPhoneやAndroidの主要機種は取り扱っていますが、それ以外の端末はあまりありません。特殊な端末や最新機種を求める人には不満かもしれません。
- メールサービスが有料 UQモバイルでは、キャリアメール(@uqmobile.ne.jp)を利用する場合は月額300円(税抜)かかります 。無料でメールを使いたい人はGmailやYahoo!メールなどのWebメールを使う必要があります。
- データシェアができない UQモバイルでは、自分のデータ容量を家族や友人とシェアすることができません。他社格安SIMではデータシェア機能を提供しているところもあります。
- 家族間通話が無料ではない UQモバイルでは、家族間通話(同じUQモバイル同士)も通常通話料金(20円/30秒)かかります 。他社格安SIMでは家族間通話無料プランを提供しているところもあります。
- 5G回線に対応している端末が限られている UQモバイルでは、5G回線に対応している端末はiPhone 12シリーズやGalaxy S21シリーズなど限られた数しかありません 。5G回線をフルに活用したい人は注意してください。
UQモバイル実際の利用者の声を聞いてみた
良い評判
イマイチな評判
ですが、このようにUQモバイルでは、実際に困っているお客様へのTwitterフォロー活動も行っているようなので、この点はすごく安心できますよね。
お客様の実際の声を吸い上げ、その場でのフォローはもちろん情報収集をしサービス改善に努めているそうです。
UQモバイルはこういう人におすすめ
【おすすめな人】
- auから乗り換えたい人
- 通話かけ放題プランが欲しい人
- 余ったデータを翌月に繰り越したい人
- 実店舗で相談したい人
- 5G回線を使いたい人
【あまりおすすめしない人】
- 大容量プランが欲しい人
- セット割の適用条件を満たせない人
- 特殊な端末や最新機種を求める人
- キャリアメールを無料で使いたい人
- データシェアや家族間通話が無料のプランが欲しい人
UQモバイルのまとめ
auのサブブランド回線「UQモバイル」について解説してきました。
ほぼauと同じクオリティの回線が使え、かつ料金は安くなるということから、大手キャリアからの乗り換えの際に候補の一つとして入ってくることが多い理由がわかります。
また実店舗があり、機種も一緒に買い換える場合などは実際に機種を触って選ぶことができますし、手続きも店頭で完結します。万が一のトラブルの際も、店舗での受付もしてくださるのは大きな安心感がありますよね。
今の携帯会社から切り替えたいけど、信頼性の高く、それなりにしっかり安いところにしたいという場合はUQモバイルを候補に入れてみてください。