格安SIMやサブブランド回線を利用する人も増えていますが、大手キャリアの料金プランもしっかりと選べばそれ以上にお得なることもあります。
今回は大手キャリアの一つである「au」の料金プランについて徹底解説していきます。
auの料金プランはややこしい?
まずは公式サイトに記載されているプラン一覧表を御覧ください。
この時点で「難しい」と感じてしまう方もいるかと思いますが、まずは「使い放題」プランと「段階制プラン」の2つに分かれているという風に大枠で理解するのがおすすめです。
そして「使い放題」プランには、利用料金だけのものと、各種サブスクリプションサービスがセットになったものがあります。あとはどのサービスが付帯しているのかで料金が細分化されているので、パッと見難しく感じるだけなんですよね。
使い放題MAX 5Gプランについて
主力プランである「使い放題MAX 5G」プランですが、こちらも厳密には他大手キャリアと同様、3GB未満での使用であれば料金が自動的に割引されるようになっています。割引額は一律-1650円です。
月内で使用量が3GBを超えた場合は、自動的に使い放題となり、以降はどれだけギガを使ったとしても料金が上がることはありません。
また「with Amazonプライム」以上のサブスクリプションサービスが付帯したプランでは、テザリングで使用できるデータ容量にも違いがあります。
プラン名 | テザリング利用可能容量 |
---|---|
使い放題MAX 5G/4G | 30GB |
使い放題MAX 5G with Amazonプライム | 60GB |
使い放題MAX 5G/ 4G DAZNパック | 60GB |
使い放題MAX 5G/ 4G Netflixパック(P) | 60GB |
使い放題MAX 5G/ 4G テレビパック | 70GB |
使い放題MAX 5G ALL STARパック2 | 80GB |
通話オプションサービス
オプションサービス非加入時は、大手キャリアサービス共通となっている、30秒あたり22円(税込)の通話料が発生します。
ビジネスや私用で通話をすることが多い方には下記の通話オプションサービスがおすすめです。
オプション名 | 内容 | 料金 |
---|---|---|
通話定額ライト2 | 1回5分以内の国内通話が無料 ※超過時は30秒あたり22円が追加 | 880円 |
通話定額2 | 24時間国内通話が無料 | 1,980円 |
適用可能な割引サービス
標準料金から、条件を満たすことによって割引が追加され、非常にお得な料金で利用できるようになるのが「au」の料金プランの特徴です。
ここでは、「使い放題MAX」プランで適用可能な割引サービスをまとめました。
割引サービス | 割引金額 |
---|---|
auスマートバリュー | -1,100円 |
au PAYカードお支払い割 | -110円 |
家族割プラス(2人) | -550円 |
家族割プラス(3人以上) | -1,100円 |
auスマートバリューは、ご自宅のインターネット回線が対象サービスであれば10回線まで割引を受けられるサービスです。ただし、インターネットだけの利用では適用不可となっており、「ネット+固定電話」「ネット+テレビ」「テレビ+固定電話」など、ネット・固定電話・テレビの中から最低2つ以上のサービスを利用していることが条件となります。
対象となる固定回線サービスは、下記の通りです。
【光サービス】
au ひかり(@nifty、@T COM [アットティーコム]、ASAHIネット、au one net、BIGLOBE、DTI、So-net)・auひかり ちゅら・コミュファ光・eo光・Pikara[ピカラ光]・メガエッグ・BBIQ
【ケーブルテレビ】
J:COM・提携先ケーブルテレビ
【光コラボレーションサービス】
ビッグローブ光・So-net光・@nifty光・@T COM (アットティーコム)ヒカリ・ひかりゆいまーる・ひかりJ
au PAYカードお支払い割は、auが発行するクレジットカードである「au PAYカード」で毎月の携帯電話のお支払いをすることで適用となる割引サービスです。
スマホミニプランについて
スマホミニプランは段階性プランとなっており、月々のデータ容量が少ない方や、月によってばらつきがある方におすすめのプランとなっています。
料金については、使用量に応じ全部で4段階となっています。
使用データ量 | 料金 |
---|---|
1GB未満 | 3,456円 |
1GB~2GB | 4,565円 |
2GB~3GB | 5,665円 |
3GB~4GB | 6,215円 |
これらの段階は毎月1日~月末日までの利用料に応じ、自動的に適用となるため利用者側でなにか特別な操作や申込みをする必要はありません。
通話オプションサービス
オプションサービス非加入時は、大手キャリアサービス共通となっている、30秒あたり22円(税込)の通話料が発生します。
ビジネスや私用で通話をすることが多い方には下記の通話オプションサービスがおすすめです。
オプション名 | 内容 | 料金 |
---|---|---|
通話定額ライト2 | 1回5分以内の国内通話が無料 ※超過時は30秒あたり22円が追加 | 880円 |
通話定額2 | 24時間国内通話が無料 | 1,980円 |
適用可能な割引サービス
標準料金から、条件を満たすことによって割引が追加され、非常にお得な料金で利用できるようになるのが「au」の料金プランの特徴です。
ここでは、「スマホミニプラン」で適用可能な割引サービスをまとめました。
割引サービス | 割引金額 |
---|---|
auスマートバリュー | -550円 |
au PAYカードお支払い割 | -187円 |
家族割プラス(2人) | -550円 |
家族割プラス(3人以上) | -1,100円 |
「使い放題MAX」プランとの違いでは、auスマートバリューでの割引金額が半分の550円となっている点と、au PAYカードお支払い割での割引が187円と77円増えている点です。
これらの割引を併用すると、最低金額は1GB未満の場合2,178円となります。
この料金設定はドコモ、SoftBankなど大手三大キャリアと比較しても同等金額となっています。
auはどんな人におすすめ?
料金プランは大手三大キャリアと比べ、ほぼ同等となっています。
現行プランの特徴は多種多様なサブスクリプションサービスとセットになっている「使い放題MAX」プランでしょう。
Amazonプライムを始め、利用者の多い各種サービスが揃っており、セット料金でオトクに使用することができます。
また利用者の多い、電力会社系固定回線サービス(eo光など)やJ:COMを始めとしたケーブルテレビ各社とのセット割が利く点も大きいでしょう。
ドコモやSoftBankにも同等のセットサービスはありますが、それらは全てNTT系回線とのセット割となっており、現在利用中の固定回線を変えなければ、料金的なメリットを受けられないケースがあります。もし現在利用中の回線が、電力会社系やケーブルテレビ系なのであれば、auの料金プランはスマートバリューによって非常にオトクに利用することができます。